中国語の部

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毎月一首


【9月】望岳


(『看図読古詩(修訂版)』, 金盾出版社, 1994年より)

【大意】
 泰山(岱宗)とは、そもそも、どのような山なのか。斉の国(現・山東省東部)から魯の国(現・山東省西部)の国にまたがり、山の青さは尽きることがない。天地創造の造物主は、比類の無い霊妙を集め。泰山の南(陽)と泰山の北(陰)とでは夕方と明け方を異にするほどである。我が胸を動かすのは、かさなりあった雲が湧き上がってくるさまで。目を大きく見開けば、ねぐらに帰る鳥が山影に吸い込まれていく。(いつの日か、)必ずやこの泰山の頂上をきわめて。周囲の群小の山々を、一望に見下ろしてやるのだ。
(碇豊長の詩詞「詩詞世界」より)

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 泰山に登ったのは今から32年前、初めて中国に留学した一年目の秋でした。大学の「外地参観」という名目で留学生で行った修学旅行のようなもので、それが山東省。山登りは嫌いな方ではないので、とにかく楽しかったです。クラス写真は今でも宝物。アフリカのクラスメートと泰山の階段を駆け下りたのを、今でもはっきりと覚えています。翌日自分はものすごい筋肉痛に襲われ、宿舎の階段の上り下りが大変だったのに、彼は全然平気。思わずオリンピックの陸上競技で黒人に勝てない理由がわかった気がしました。懐かしい思い出です。

 

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