【5月】观书有感
(『看図読古詩(修訂版)』, 金盾出版社, 1994年より)
【大意】
一枚の鑑のように澄んだこの半畝ほどの小さい池に、日の光と雲の影が映り流れて行く。この池の水はなぜこんなにも清らかに澄んでいるのか。それは泉の源から絶えず新鮮な水が流れ込んでいるからだ。
(広流知財事務所(widebandip.com)『漢詩鑑賞事典』事務所概要より)
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朱熹(1130-1200)は南宋の人、今の江西省婺源県の人です。詩人としてよりも哲学者として名を知られています。この詩「観書有感」(読書感想)は、常に学び新たな知識を不断に取り入れていかなければ進歩はないということを述べています。「学到老」と言いますが、人はまさに死ぬまで学び続けなければなりません。いつの時代にも通じる真理を伝える、いろいろ示唆に富む詩ですね。