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毎月一首


【九月】秋思

【大意】
人は昔から秋ともなれば寂しさをかこつが、私は言おう秋の日は春の朝に勝っていると。晴れた空に一羽の鶴が雲をおしわけてのぼってゆき、たちまち詩情をひいて碧くすみわたる空のかなたに飛んでゆく、これこそ秋ではないだろうか。
(石川忠久編『漢詩鑑賞事典』講談社学術文庫,2009年より)

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 劉禹錫(772~842)は21歳の若さで柳宗元とともに進士に及第、柳宗元・白居易など親交があったといわれています。「秋の思い」というと、一般に別離や旅情など悲愁の思いが連想されますが、この詩はそうしたイメージとは全く逆の実に爽やかな光景を一幅の絵として私達の目の前に描き出しています。よく「北京秋天」といわれるように、北京といえば碧く澄み渡った空と爽やかな気候が有名ですが、ここではまさにそんな景色を思い出させてくれます。
 因みに、「秋思」という題名から思い出されるのは岩崎宏美さんが歌った「思秋期」。阿久悠さんの詞に、秋の気配ともの悲しい女性の心情がぴったりとマッチした素敵な曲です。食べ物もおいしい秋、いろいろな思いを掻き立ててくれる複雑で魅力ある季節ですね。

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